明神エリアのホテル
上高地 明神館
奥地の宿ならではの面もありますが、個人客が主体の静かさや、宿にいながらにして眺められる明神岳の絶景は魅力的。
(このほか2軒)
明神エリアは河童橋から歩くこと1時間。観光客は比較的少なく、ハイカーや登山者の比率がぐっと上がるエリア。他のエリアのように行き届いたサービスを望める宿はありませんが、静かで落ち着いた「山の宿」といった雰囲気。明神岳や明神池の眺めをじっくり楽しんだり、徳沢・横尾といった「奥上高地」のハイキングを楽しむ拠点に向いたエリアです。
静かな「山の宿」のエリア
このあたりは、河童橋周辺の喧騒とはうって変わって、落ち着いた雰囲気です。「観光エリア」といえるのは大正池~河童橋くらいまでで、明神エリアまで来る観光客は少なくて、代わってハイカーや登山者が主体。
宿はどこも自家発電で、夜9時や9時30分ごろには消灯になるなど不便だったり、サービス面で劣るところもあります。でも、一大観光地の上高地で比較的静かに過ごせるとか、何より上高地一のパワースポット・明神池の近くに泊まれて、朝早くや夕方のたたずまいを楽しめるのは大きな魅力。
奥上高地のハイキングを楽しむ拠点に
上高地でも、河童橋から奥はハイキング向けのエリアで、明神エリアはそのまっただ中。上高地ハイクをたっぷり楽しみたい人にはうれしい拠点です。
バスターミナルから明神までのアクセスは、歩き以外にありません。平坦なハイキングコースを、森林浴を楽しみながら歩いていきます。荷物はリュックなど背負えるものにするといいでしょう。
河童橋~明神間は、梓川の両岸に歩道があるので、行きと帰りに道を変えると、変化があっておもしろいですね。どちらかというと左岸の道(川の南側)がメインルートで歩く人も多く、右岸の道(北側)は左岸に比べると少しアップダウンが多くなります。
ハルニレとニリンソウが有名な徳沢までは1時間程度。徳沢でのんびりして、往復とバスターミナルまでの移動時間を入れて、半日コースとして妥当なところです。徳沢の先、上高地の一番奥・横尾まではさらに1時間半くらいかかります。ここまで足をのばそうとすると、半日ではちょっと忙しいです。1泊しかできないけど、どうしても徳沢より先に行ってみたい・・・・・・という人は、時間を見ながら行けるところまで行って、引き返してくるという手もあります。たとえば、新村橋までなら20分くらい。河原に下りてのんびりできます。